二宮和也が2016年の新春スペシャルドラマ(フジテレビ系)「坊ちゃん」で主演を務める事が明らかになりました。夏目漱石没後100周年という節目でもあり、夏目漱石の作品がドラマ化されるのも21世紀初ということで大きな話題を呼んでいます。
二宮は「楽しみです。なんでしょう? 楽しみなんです。ド派手なエンターテインメント作品ではないかもしれませんが、小説みたいにページをめくる音が聞こえるようなドラマになれば…。頑張ります」とコメントを寄せた。クランクインは10月ごろ、愛媛県松山市でのロケも予定されている。
江戸幕府による大政奉還、明治天皇による王政復古の大号令が行われた1867年に生まれ、第一次世界大戦中の1916年に『明暗』執筆途中に倒れ、49歳で亡くなった漱石。来年、没後100年という節目を迎える。1906年に文芸誌『ホトトギス』の付録として発表された『坊っちゃん』もまた、110周年のアニバーサリーだ。(中略)
110年の間に、宍戸錠や坂本九、松本幸四郎、津川雅彦など、数々の名優たちが主人公・坊っちゃんを演じてきた。そして、意外にも漱石作品がテレビドラマ化されるのは21世紀(2001年~)に入ってから初となる。二宮にとっても漱石作品初挑戦。フジテレビドラマ制作センターの長部聡介プロデューサーは「国民的アイドルであり、日本を代表する俳優である二宮さんが、日本の国民的小説である坊っちゃんを演じてくれることにとても大きな期待と興奮を禁じえません」と大きな期待を寄せている。(引用元:ORICON STYLE http://www.oricon.co.jp/news/2057071/full/)
「坊ちゃん」は夏目漱石の有名な小説ですが、タイトルは知っているけど内容はあまり知らないという人も多いですよね。主人公の坊ちゃんは無鉄砲で江戸っ子気質、いたずらが好きで喧嘩っ早い性格でした。そして松山の旧制中学校に数学の教師として赴任するのですが、ドラマでは坊ちゃんが生徒、教師、地域の人たちとぶつかり合い涙あり、笑いありのストーリーとなるそうです。坊ちゃんのキャラクターは「永遠の少年」であり今永遠の少年を演じられるのは二宮以外にありえないとプロデューサーは断言したそうですね。確かに二宮の演技は評価も高く、難しい少年役もきっちりこなしてくれると思います。
二宮は俳優になると「二宮和也」ではなくまさにその人物になってしまうのがすごいところです。今回もどんな「坊ちゃん」になってくれるのか非常に楽しみですね。「坊ちゃん」には狸と言われる校長、マドンナ、坊ちゃんの理解者など様々な人たちも登場します。二宮を取り囲む出演者はどんな人たちなのかも気になりますね。